37要項 あいさつ 1分科会 2分科会 3分科会 4分科会 5分科会 6分科会 7分科会 8分科会

 

第七分科会  共に生きることをめざして  

            これからの人権教育の課題と展望を考える


  会場 みやこめっせ大会議室

 

 本分科会は、主に在日韓国・朝鮮人教育(外国人教育)に焦点を当てた実践を中心に論議を積み重ねてきました。特にここ数年間は、ダブル・中国帰国・新渡日の児童・生徒への教育保障やアイデンティティの形成に関わる課題について考えてきました。

 今回はパネリストに、北川ゆきさん(向島東中学校)、松本柳子さん(金閣小学校)、金泰泳さん(福岡教育大学)を迎えます。北川さんは、9歳の時、中国から帰国されました。日本語教室で出合った生徒たちとの交流や実践を通して考えたことを自らの体験と重ね合わせながら話されます。次に、松本さんは、育成学級を担当しながら、コミュニュティセンターでダンススクールの活動を続けられています。地区出身の教師として自分の体験をまじえながら実践を話されます。最後に、金さんの研究課題のひとつである「アイデンティティとは何か」という問題をパネラーと会場の皆さんとで話し合いたいと思います。

 本分科会では、これまでの解放教育の理念と実践で培ってきたことを基盤に、また外国人教育で追求・実践されてきたことを踏まえ、他者との共生という視点から具体的な論議を展開したいと考えています。

 被差別の立場におかれている児童・生徒がアイデンティティを確立し、生きる力を培うことが保障され、いきいきと活動でき、全ての児童・生徒が互いの違い(歴史的・社会的背景)を認め合い、一人一人の児童・生徒の人権が本当に大切にされる開かれた学校づくりをめざし、話し合いを進めていきたいと思います。

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