午前9時30分〜正午 ・主催者挨拶・来賓挨拶・基調提案・集会宣言
全体集会記念講演(10:30〜)
「水平運動と朝鮮衡平運動
〜東アジアの交流と連帯そして今〜」
対談
朝治武(大阪人権博物館館長×水野直樹(京都大学名誉教授)
コーディネーター:駒井忠之(水平博物館館長)
1922年3月3日、京都の岡崎の地で全国水平社創立大会がおこなわれ、熱烈な支持と感涙のなかで「宣言」が発せられました。長年差別され抑圧されてきた被差別部落民が、自らの解放のみならず、「人の世の熱と光」を願う宣言はマイノリティによる初めての人権宣言ともいわれています。一方、当時植民地となっていた朝鮮半島にも「白丁(ペクチョン)」と呼ばれる被差別民が存在し、1923年に衡平社(ヒョンピョンサ)を立ち上げ、水平社との交流が生まれました。一昨年「水平社と衡平社国境を越えた被差別民衆連帯の記録」5点がアジア太平洋地域ユネスコ記憶遺産に登録され、その史実に注目があつまっています。
本集会が50回を迎えるにあたり、あらためて「人権」を国内のみならず、東アジアという広い視野で捉え、過去の「遺産」を共有しつつ未来への展望を切り開いて行きたいと思います。
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