部落差別解消推進法が施行され2年が経過しましたが、現在、部落問題そのものが、人々にとってどのように受け止められているのかが、わかりにくくなり、一方ではインターネット上では現実感を失った罵詈雑言が飛び交う状況があります。そこで、今回の第1分科会では差別によって奪われてきた権利や自由、またそれを取り返すべく闘ってきた当事者たちの苦闘を、生の声と姿で発信してもらい、「部落問題」のリアリティーを参加者と共有することで、差別解消に向けた具体的な道のりを見出していきたいと考えています。