一昨年、京都・大阪・奈良で発生した一連の不祥事は、社会倫理や順法精神から大きく逸脱した犯罪行為で、これまで 多くの人々の努力によって築き上げられてきた部落解放運動への信頼をはじめ、反差別、人権・同和行政などを根底から崩壊させました。このような危機的状況を真正面から受け止め、自律と再生に向けた『提言』が示される中、市民的理解・共感・共鳴を得られる具体的な運動をいかに構築していくべきかが問われています。この分科会では、議会・行政・労組・運動団体・提言委員会等の各方面で活発に発言されている方々から厳しい意見と再生への道筋を述べていただき、人権文化が息づく地域社会づくりをめざしていきたいと思います。
○コーディネーター
平井 斉己(NPO京都人権啓発センター・ネットからすま理事)
○パネリスト
西島 藤彦(部落解放同盟京都府連書記長)
稲積 謙次郎(ジャーナリスト)
寺園 敦史(フリーライター)
高橋 直樹(自治労京都市職員労働組合)
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