第2分科会
部落の歴史
〜ここ50年の歴史研究の進展がもたらした
部落の新しい通史と展望について〜
■会場
京都テルサ/第2、第3セミナー室
すべての小中学校の教科書から「士農工商えた非人」の図式が消え、今は部落の起源も「中世」であることがほほ確定しました。最近起こったように見えるこの大きな部落歴史の変化は、ここ50年にわたる研究の進展から裏打ちされた具体的な成果です。講演ではその実際を、古代、中世、近世、近現代とたどりながら、この変化が豊かでかつ不可逆的であることを紹介。新しい部落の時間旅行をともにしながら、最後は厳しい部落差別を解消する展望と見通しへと話題を進めます。京都から始まり全国へと広がった部落の歴史の旅をめぐることで、差別を克服する熱い思いもまた確かなものにする機会になればと思います。
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