第5分科会
自由討議
わたし自身と差別問題
〜自由な対話が成り立つ人々との交流の場を求めて〜
■会場 大谷大学尋源館J101教室
京人権交流集会は名前が変わり会を重ね、広範な参加者でにぎやかだったのは過去のものとなりました。「部落」から「人権」の表題になり、部落問題を討論する機会も少なく、この問題がこの世からなくなったと感じさせられます。社会問題として部落問題を熱く語ってきていた人たちはいま何処にいったのでしょうか。京都市は同和行政を終焉させ、一般行政へと移行させているようです。いま、同和地区といわれているところは、一般地区と比べて人工の流出と高齢化が進み、近い将来、都市部の限界集落になると危惧されるでしょう。
同和対策の特別の法律が切れ、行政は潮が引くようにこの問題から逃げる様相です。行政の立場からは、法律の根拠がなければ予算措置が執行できないと言うでしょう。運動側も様々なスキャンダルな問題を総括できず、今後の運動の方向を見いだすのに苦悩しています。運動も行政も法依存だったことをしっかりと総括をし、部落問題の過去・現在・未来について、いま一度語ることが大事だと思います。「部落問題は一人ひとりの課題です」という標語はいったい何だったのでしょう。
当分科会では自分の声で自分の思いでことばで話せることにします。
ご参加をよろしくお願いします。
話題提供
廣瀬光太郎(京都市交通局部落問題研究会)
パネラー これまで「わたし自身と差別問題」に関わられた方々
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