午前9時30分〜正午 ・主催者挨拶・来賓挨拶・基調提案・集会宣言
全体集会記念上映会&講演(10:30〜)
映画「人間みな兄弟」
講演:「同対審答申50年を原点からふりかえる」
妻木 進吾さん(龍谷大学経営学部准教授)
同和対策審議会答申が出されて50年の歳月が過ぎたということは、答申以降に生まれた世代が、日本社会の大半を占めているという現状を示しています。『同和問題の解決は国の責務であり、同時に国民的課題である』と明確にされた指針は、はたして解決にどれだけ寄与したのか。残された課題とは何なのか。問いに答えるべくは、被差別当事者たちだけではなく、全ての国民(市民)が検証すべきことであることを、答申はまさに伝えているのです。それは歴史であり、試みであり、努力であり、現在も続く営みです。
路地のある「部落」の風景は消え、格差と貧困が社会問題化している今、真に基本的人権が尊重される私たちの未来に向け、原点から振り返ってみたいと思います。
|