42要項 あいさつ 1分科会 2分科会 3分科会 4分科会 5分科会

 

 ごあいさつ

42回人権交流京都市研究集会

実 行 委 員 長  萩 本 善 三

   

「第42回人権交流京都市研究集会」にご参加された皆様方におかれましては、日頃より,部落問題をはじめ,人権に関わるあらゆる問題の解決に向けて,それぞれの地域や職場において活発な取組を続けていただいていること,さらには子供たちの健全な成長のために学校やご家庭,地域との連携の下,たゆまぬ努力を続けておられることに対し,心から敬意を表し,連帯のご挨拶を申し上げます。

さて,1948年12月10日,第3回国連総会において「世界人権宣言」が採択されて62年,1950年の第5回国連総会で「人権宣言」採択された12月10日を「世界人権デー」とし世界中で行動することが決議されて60年の節目の年を迎えました。そのあまりにも有名な第1条には「すべての人間は,生まれながらにして自由であり,かつ,尊厳と権利とについて平等である。人間は理性と良心とを授けられており,互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。」と 記されています。しかしながら,60年経った現在,「すべての人間は,…尊厳と権利について平等である」と胸を張れる世の中が実現しているでしょうか。残念ながら,まだまだ世の中には不合理な差別の壁が存在しています。

 第42回を迎えた今回の研究集会では,これまで培ってきた実績と成果を受け継ぎ,さまざまな人権課題の解決を目指して取り組んでおられる多くの人々との交流・相互理解・連帯を深めると共に,本集会を共生・協働の社会創造をめざす市民集会として,さらに発展させたいと願っております。

厳しい現実を直視した取組をもとに,私たちの新たに目指す方向や具体策が明らかになることを期待し,活発な討議を繰り広げて頂き,より大きな成果が得られますようお願い申し上げます。

以上,第42回人権交流京都市研究集会実行委員会を代表してのご挨拶といたします。

 

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