部落史研究は、社会科学としての研究がすすみ,小・中学校で使用される教科書の記述内容や資料は、書き換えが加えられ,精選されてきました。一方,伝える側の教師も正しい歴史認識に基づいて、差別が生み出されてきた社会的背景を理解する必要があります。
こうした現状において元大阪市立大学教授として長く部落史研究に携わった上杉聰さんに、同和問題学習で重要となる歴史的認識や,指導者側に求められる資質について、ご講演をいただき、分科会のテーマである部落と歴史の関わりについて考えを深めます。また、そのためには、どのような教育実践や啓発活動が求められているかを議論したいと考えています。
各学校・各地域における同和・人権教育及び啓発活動の充実をめざして実践されている取組などの交流を通して,広く深く考えていく分科会の運営を進めます。
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